衆議院選挙が終わった。自公両党で320議席超を獲得し、投票率は戦後最低を記録した。菅官房長官はこのことについて「いろいろな見方があり、一義的には言えない。ただ、低かったのは残念だ」と述べた。

前回の選挙では「過渡期の電源」とされた原発は「重要なベース電源」へと昇格。
TPPへの参戦。
秘密保護法の短期間での法案化と集団的自衛権に関する閣議決定。
武器輸出三原則を緩める。
日銀への介入・・・etc

一部だけど、【安倍政権のやったこと】を改めて上げてみると凄いね。個人的には全ての政策に反対というわけではないけれど、国民が思っていることとはまるっきり逆に進んでいるものも少なくない。それでも勝ったのは、多くの人が安定政権を望んだからだと思う。

しかし、争点もないのに解散ってありなのか?そもそも、4年の任期が終わる以外には、内閣不信任案が可決されたら◯日以内に解散総選挙をするって決まりしかなかったような。そんなささやかな疑問を持ちながら投票所に向かった。奇しくも今年一番の寒さであった。

時をさかのぼって2008年、現行憲法下で初めて、首相が問責決議を受けた。福田康夫である。以降、国会では問責決議が連発し、野党はそれを元に国会審議をサボりまくる。首相はコロコロ変わり、政治への不信はMAXを極めていた。時の内閣がこれほどまでにナメられる状況、その発端を作ったのは安倍首相にある(と、本人は思っている)ようだ。

安倍首相にとって、野党や国民の一部が反対しようが、立憲主義を否定しようが、ワシントン・ポストに叩かれようが関係なく、毅然とした国会運営を行うことが最優先なのである。だから、彼を馬鹿だのアンポンタンだの半細胞だと言っても何も始まらない。むしろ男は敵が見えるほうが燃えるものだ。舐めたらあかん。今後はそういった流れも汲みながら、法の下で国会で熟議されることを見守りたい。つまり、下手なサッカー観るのに3000円は高いな、とぼやきながら地元でJ3のチームを数年間応援するような心構えが今、国民に求められています。

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